リブラは認められるか?
Facebookが導入しようとしている
仮想通貨「リブラ」は世界的に話題となっている。
仮想通貨といえば、ビットコインなどがすでに
有名である。
ビットコインなどは通貨というより、金や小豆の
ような相場で価格が変動するバクチ財に近い。
素人が手を出して火傷する確率が高いものだ。
今回、Facebookが手がけようとしている
リブラは、趣きが少し違う。
各国が発行する通貨を裏付けにしたもので
本当の仮想通貨になる可能性がある。
もし、リブラが実用化されると留学等で
海外にいる子供に格安の手数料で送金が可能となる。
為替手数料はかかるが、現在の金融機関を介した
場合に比べかなり安くなるであろう。
また、ブロックチェーン技術を使い安全性を担保
するとの説明であった。
しかしながら、現在の仮想通貨がハッキングにより
盗まれるといった事件は多い。
さらに、問題なのが匿名性のためブラックマネーが
リブラを介してロンダリングされることが
指摘されている。
金融が正常に機能しない仕組みは、許可されない
であろう。
一回あたりの送金を制限するなどの制約を設け
なければ、犯罪資金の洗浄道具にされるだけだ。