介護について
自分自身がそろそろ会社の定年を迎える
年代になってくると、子供も一人前に
成長してくれて手が離れてくる。
同時に育ててくれた両親がだんだんと
歳をとってくる。当たり前だ。
今までは、元気に車で遠出していた両親も
後期高齢者に分類され運転免許の返納だの
安全装置のついた車を運転しろだの、世間から
同調圧力を感じるとのこと。
他人に迷惑をかける前に免許返納という
主張されるかたの背景も良くわかる。
高齢者の誤った運転によって交通事故のに遭われた
ことは大変な不幸である。
これ以上、被害者を増やさないためにも
高齢者の運転免許返納は効果があるかもしれない。
ただ、地方で生活するものにとって車などの
移動手段は必要なものだ。
歩ける範囲に生活物資が手に入る環境であれば
いいのだが、そうなっていない。
歳を重ねるごとに体力が衰え、歩くのも困難になる。
そんな両親を介護して感じることは、
一人一人に合った社会に迷惑をかけず
生きていく方法を選択させてほしい。
一人一人は違う人生を歩んでいる。
自由な生き方を選択する権利は誰にも
あるはずだ。